ビフォア・サンセット
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原題:BEFORE SUNSET 監督:リチャード・リンクレイター 出演:イーサン・ホーク、ジュリー・デルピー 製作:2004年米
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若い2人がウィーンで運命的な出会いをし、ひと晩ともに過ごし夜明け前に別れ、あれから9年。 N.Yに住む作家ジェシー(イーサン・ホーク)が、新作のプロモーションの為パリを訪れる。 今回出版したのは、9年前のセリーヌ(ジュリー・デルピー)との出来事を綴った小説だった。 会場の片隅には、セリーヌの姿が。 2人は9年ぶりの再会を喜び、パリの街を歩きながら9年間の互いの出来事について語り合う。 ジェシーの帰国の時間が刻一刻と迫っていた・・・。
おすすめ度:[rating=5]
前作「恋人までの距離」の続編。 今回は原題のBEFORE SUNSETがそのままタイトルになっていました。 前作も同様にBEFORE SUNRISEでよかったのに。
再会のシーンは結構あっさりしたものでしたが、逆にそこにリアリティがあったように思います。 9年という長い月日を経て、年を重ねた大人の2人が複雑な思いを抱きながら再会するときって、実際はあんな風に淡白なんじゃないかなと思います。
お互いを探り合いつつ、昔のように若さと勢いで飛び込めない、微妙な関係が切ない。 2人の語り合いのシーンがほとんどですが、その会話の一つ一つに重みがあり、こんなに感情移入できた映画は久しぶり。
イーサン・ホークもジュリー・デルピーも、さすがに9年経って年を取っているけど、前作の時より素敵でした。 私自身、前作を観たのが20代前半、そして今作を30代前半で観たので、主人公たちと同年代、妙に共感できる部分が多かったです。